その技と情熱
竿の良し悪しは、お使いになられた方の判断です。 決して、作者や販売店ではありません。
材料の調達から仕上げまで一人で責任を持つ。これが職人。
そして迅速、且つ完璧なアフターケアーは、作者の心意気。
矢竹、高野竹、カーボン等の素材を徹底して吟味する。実に勿体無いと思うのだが、本人は至極当然と・・・。
技は、その人の目的意識と試行錯誤の中から生まれる。いかなる無駄を積み重ねてきたか。無駄は無収入であり、自分自身との葛藤でもある。
辛酸な思いの無駄の中から今日を掴み、さらに進化を続ける竹道。
竹道の手は正に職人そのものである。多くを語らずとも、今日までの辛苦の道がはっきりと読み取れる。

龍 (道ひとすじ)
この脇名の由来。
名俳優、故山村聡氏が生前好んで使われた言葉です。氏と親交の深かった細谷徹は、手作り落款を形見として譲受け、現在竿袋に捺しております。
へら鮒釣りに魅せられた山村聡氏の想いと作者自身の決意の表れでもあります。
この『道ひとすじ』は、『へらNETつばさ』オリジナルとして皆様にお届けいたしております。